ひさしぶり博多の収穫(3)
5月2日の博多行、その第3章。
当日は、昼過ぎから雨が予想されるという情報は頭に入れていたが、結構な本降りとなった。安易な考えで傘は持って来なかった。さらに、ジュンク堂書店を出てジュークに向かう時も、安易に考え、大体こんなもんだろうと歩いて行ったら、見当違いな場所に出てしまった。とりあえず傘が必要になってきたのでコンビニで購入。軒下を探してグーグルマップを確認するも、根本的に方角を間違えて行ったり来たり。足元は悪いわ、歩き疲れるわ、トートバッグに入れたCDは濡らしたくないわ、散々うろつき回ってやっとジュークに到着した時には、しばし呼吸を整えた次第。
時間には余裕があったので、ゆっくりと選ぶ事は出来た。結局4枚購入の運び。『ジャンピン・ライク・マッド』と名付けられた2枚組。<キャピトル>96年発。ジョー・ターナー、レスター・ヤング、クーティー・ウィリアムス、Tボーン・ウォーカー、ネリー・ラッチャー、ヘレン・ヒュームズ、ナット・キング・コール、ジミー・リギンス、ビッグ・ジェイ・マクニーリー、ルイ・ジョーダン、チャールズ・ブラウン、ジーン・アモンズ、ペギー・リーetc。ガッツリしたブルースを買ってないなと思い、アレックス・ムーア60年<アーフーリー>盤を94年CD化した物。ウェスト・ロード・ブルース・バンド『ブルース・パワー』<バーボン>75年作の02年CD化盤。<ヴィー・ジェイ>R&B集の、和田昇さん選曲<Pヴァイン>経由『ザ・ヴィー・ジェイ・R&B・レアリティーズ~ディーパー』。
ジューク・レコードの店長松本康さんは、鮎川誠さんの盟友で福岡の音楽シーンでは著名な方だが、仲間も含め嘗て編纂されたミニコミ誌を今回頂いた。店長による『ブルース100選』と、83年のピーウィー・クレイトン&クリーンヘッド・ヴィンソン福岡公演(羨ましい!)にちなんで出されたジャンプ系音楽をまとめた物。音楽に限らず熱い想いが伝わる文章は気持ち良い。
コロナ禍で実行した今回の買い付け。不安な気持ちは完全には拭いきれないが、CD選びの愉しさはそこそこ満喫できた。早く、通常の生活に戻れますように。
(おわり)
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