キャットフィッシュ・ブルース
『BSR誌』138号の付録CDの6曲目「キャットフィッシュ・ブルース」について。マディ・ウォーターズの「ローリン・ストーン」としても有名なトラディショナル。ミシシッピ出身者のシカゴにおける定番曲と曲解説に書いてある。
Jimmy Burns - Catfish blues 96
https://www.youtube.com/watch?v=mCdAiNddbqM
付録に入っていたのはこれ。力の入れ具合がちょうど良いヴォーカル。正統派シカゴ・モダン・ブルースだ。
Robert Petway - Catfish Blues (1941)
https://www.youtube.com/watch?v=E9z7eCCRAtY
最初の録音はこの人だそう。煮汁のようなヴォーカルにギターのフレーズがよく絡む。
Canned Heat Catfish Blues 67
https://www.youtube.com/watch?v=eYLyvZfN5DE
冒頭は爪弾く感じのギターが、途中から乱れ弾き状態。やや性急なリフの中、延々と演奏は続く。因みにジミヘンが「キャットフィッシュ・ブルース」を改題した「ヴードゥー・チャイル」も彼のスタジオ録音の中で最長。キャンド・ヒートの翌年、68年の発表だ。サイケデリック・サウンドという言葉を使って良いか不明だが、ブルースのグルーヴを種とした幻惑的効果はある。ジミは、67年のストックホルムライブやBBCセッションで「キャットフィッシュ・ブルース」は披露している。「ヴードゥー・チャイル」は、それらを発展させた感じで、ジミヘンのギターテク披露曲の要素も強い。これをロバート・ペットウェイが聴いたらどう思ったろうか・・・。調べてみたら、1907年生まれで78年まで生きてる。67年当時60歳。妄想は広がる。
本誌に名前が挙げられていた、ゲイリー・クラークJr.版もジミヘン的で長い。だが、やや変化に乏しい。ライブで聴いたらしびれるかもね。
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