レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.22
[29枚目]●ジョージ・カー『ラヴ・ラヴ・ラヴ』<ハーバー・ライト/Pヴァイン>(88/90)
http://diskunion.net/black/ct/detail/54C090218502
歌手としてだけでなく、コンポーザー、プロデューサーとして、ニュージャージー・ソウル界を盛り上げたジョージ・カー。個人的には、シンガーとしての力量はずば抜けてはいないと思う。ただ、ソウル・ミュージックの“落とし所”を心得た丁寧な歌唱ではある。
本盤は、久々の復活作として、88年、自らのレーベルを通じて発表した物の日本盤。ジャケットを変え、4曲ボーナス・トラックを収録している。
1曲目に、甘茶ソウルの大定番「ミー・アンド・ミセス・ジョーンズ」。おかげで、一挙に甘茶ワールドへ陥ち込んでゆく。②~④と愁いと切なさ全開だ。時折、ここで美麗なファルセットが欲しいなぁと思う箇所もあるが、やむを得ないだろう。
⑤~⑦は、正直打ち込みサウンドが気になる。⑤とかメイズっぽくもあるが・・・全面甘茶を期待する方がおかしいかな?
⑧はアーヴァン系。アル・ジョンソン辺りに歌わせたい。オリジナル盤はここまで。⑨~⑫のボーナス・トラックは、甘茶云々言う前に、良く出来たソウル曲。女性とのデュエットが3曲続くが、女性が男性のファルセット・パートを担っている部分もあり、ジョージとの釣り合いが良く取れている。
いずれにしても、意欲的な一作ではある。アレンジにパトリック・アダムスが参加。
ARE YOU EVER GONNA STOP THE RAIN
https://www.youtube.com/watch?v=RZ_8Gicl4zc
The Closer I Get To You
https://www.youtube.com/watch?v=A-akOKPX-qI
If You Could Read My Mind
https://www.youtube.com/watch?v=AXZYn1PLXws
[30枚目]●アン・ヴォーグ『ファンキー・ディヴァス』<イーストウェスト/アトランティック>(92)
http://diskunion.net/portal/ct/detail/XAT-1245298002
フォスター&マッケルロイの、騒々しい感じはどうも昔から苦手である。結局サウンドが気になり、アン・ヴォーグに意識が向きにくい。意識出来ても、コーラスの高音部等の喧しさだったりする。とにかく刺激が強い。まぁ、そういう時代だったんでしょう。
Free Your Mind
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