アーティスト考
●ゆめタウン光の森へ。今日は平野ノラ+にしおかすみこのお笑いライブがあり、賑わっていた。あまりの盛況振りに私は遠慮したが、ヨメさんと娘は観た。テレビ通りの面白さだったそう。
●私は紀伊國屋書店にずっと居たが、何となく、ライブの時間帯になると人が少なくなった気がした。それはそうと、立ち読みした田中小実昌さんのエッセイ集内の一章。何年前になるのかチェックしていないが、言葉の変化についての考察(小実昌さんに似合わぬ表現だが)の中の一節に「最近、音楽家の事をアーチストと呼ぶのに抵抗がある」とあった。「アーチスト」という表現が結構前から存在したんだなという思いと同時に、私の中の違和感をも新たにした。以前は私もアーティスト(以下こちらの表記に変えます)という表現をしていたが、ミュージシャンやシンガーという表現に変えた。アーティスト=芸術に携わる人というイメージへの違和感もあるが、それより、「より自分の思いに適切な表現は何か」と考えた場合、ミュージシャンやシンガーの方が自分の感性(それほど大層でもないが)に合うなと思った次第。まぁ、そういうのが「違和感」なのだろうが・・・。しかし、一般的に「アーティスト」という表現は多数派であろう。それを否定しようとも思わない。私の好む音楽が、エンターテインメント要素が強いというのもあるだろう。ミュージシャンやシンガーの方が自分自身の気持ちにシックリくるのだ。
Harlem Hamfats Oh! Red
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