My Collection

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.39

Image154

[47枚目]●レ・ジェント『レ・ジェント』<リプリーズ>(91)

※本文を書くに当たり、松尾潔さんのライナーノーツを大いに参考にさせて頂きました。

ニュー・ジャック・スウィングのような大きな潮流は、流れに乗ったミュージシャンの持ち味を見えにくくする場合がある

棚から取り出した時、レ・ジットにこんなアルバムあったかなぁと勘違いした。どんなグループだったか全く思い出せなかったのだ。プロデュースはティミー・ギャトリング。ガイのオリジナル・メンバーだ。1stアルバムリリース前に脱退したので、ジャケット写真には写っている(彼の代わりにダミオン・ホールが加入)。従って(という言い方が正しいか?)、ニュー・ジャック・スウィング曲が数多く聴ける。

ティミーは、レ・ジットのメンバーとは表記されていないが、歌や演奏にも加担しているし、何より彼が方々に呼びかけ創ったグループなので、実質上リーダーと言えるだろう。

リード・シンガーは、ロン・ウィルソン。ジャッキー・ウィルソンの息子である。“ミスター・エキサイトメント”と称され、サム・クックと並び、ソウル黎明期を支えた偉大なシンガーだ。つい、聴く側は期待してしまう。だがもちろん、土俵の違いが甚だしく、“再来”にはほど遠いものがある。時流を駆けるタイプの曲ばかりなので、ロマンの付け入る隙もない。歌唱力は十分あるが、シンガーとして当たり前のレベルの歌唱力だ。

ティミーもジャッキー・ウィルソンの親族なのでロンとは幼なじみの間柄との事。他のメンバーも、ティミーの弟ラリーや長い付き合いのスコット・ウェザースプーン、更に元レストランのマネージャーで、ティミー来店時にアプローチしてきたエリック・ホワイトと、結束力も良さそう。すば抜けてはいないが実力は十分あるグループだ。ティミーのセンスは良いので、NJS好きにはオススメ出来る。

Need a good woman

https://www.youtube.com/watch?v=pexdu7AcH2I

FULL ALBUM

https://www.youtube.com/watch?v=bQu6cNdsw2Q

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.38

58c110623702

[46枚目]●キンドレッド・ザ・ファミリー・ソウル『ラブ・ハズ・ノー・リセッション』<シャナキー>(11)

http://diskunion.net/black/ct/detail/58C110623702


愛は絆である。お互いが気持ちを繋ぎ体温を感じ合うものだろう。キンドレッドの音楽を聴いていると、そんなご託を並べたくなる。ファティン・ダンツラーとアジャ・グレイドンの二人は、夫婦の絆同様音楽活動の同志としての絆が強い。聴く側にも熱情が伝わる。猛烈な熱気というより人肌が醸す温もりだ。

キンドレッドの音楽は「ネオ・フィリー」と称される。確かにフィリー・ソウルならではの音使いやコーラス・ワークをたびたび聴き取れ、頬が緩む。ただ、余りフィリーに拘らず、素直に接した方がより楽しめる。何と言っても、良質な現代R&Bなのだ。

①「ザ・シェッディントン」は、アイザック・ヘイズ調。腰の座ったファンキー・チューンだ。ラストのボーナス・トラックの一つ手前にもVol.2が配置されているので、本アルバムのテーマ曲にも思える。「アボブ・ザ・ウォーター」も②⑧⑭と3箇所に当場。準テーマ曲のような様相だ。

③「ウィー・オール・ウィル・ノウ」は、ラヒーム・ディヴォーン参加。グロリア・スコット「アイ・ジャスト・クドゥント・テイク・ア・グッドバイ」をサンプリング。柔らかい仕上がりだ。

④「テイク・ア・ルック・アラウンド」は、ヒップホップ系のミュージシャンがフォロー。キング牧師のスピーチがサンプリングされている。ファティンの塩辛声は、細かくアクセントを付け区切ると、ラッパーみたいで、この手の曲に合う。

また、ヒップホップ度が強くなっても柔軟性を失わないのもキンドレッドならでは。二人の歌声も他を圧倒する方向には向かわず、自然体を貫いている。

⑤「ユー・ガット・ア・ラブ」は本盤のメインかも。スヌープ・ドッグが参加している。タメの効いたリズムが実に心地好い。ドラムだけ追いかけても面白い。アジャ~ファティン~スヌープと続くが、各々聴き惚れてしまう歌唱とラップだ。スヌープ・ドッグは、あまりラッパーを数多く知らない私が、昔から好きな一人だ。ここでもメロディアスな一節を聴かせる。

ラストには本曲のリミックスを収録。日本の祭りの掛け声みたいなのが入り、面白い。

端折るような紹介だが、⑥⑦⑨「SOS(センス・オブ・セキュリティ)」⑩「スティッキング・ウィズ・ユー」⑪といかにも“ネオ・フィリー”な世界が展開される。個人的に気に入ったのは、曲名を記載した⑨⑩。切なさと優美さ、自然な盛り上がりがフィリー理論に則っている。

⑫「ゴーイング・トゥー・ザ・ゴーゴー」は、大御所チャック・ブラウンを迎えてのゴーゴー・パーティー。ファティンの塩辛声はここでも活躍だ。

キンドレッド・ザ・ファミリー・ソウルは、ブラック・ミュージック・ファンなら必ず気に入るみたいな評価を読んだ事がある。あながち過大評価とも思えない。ファン心をくすぐるブラックネスが常に存在するのだ。

屈指の名盤や代表作はないかも知れない。しかし出すアルバムが全て同レベルの佳作である事は何とも驚異的ではないか。

Kindred The Family Soul feat Bilal & BJ-Take A Look Around

https://www.youtube.com/watch?v=cT9jMJHQn-0

you got love -Kindred the Family Soul featuring Snoop Dogg

https://www.youtube.com/watch?v=-n9zAeX16j8

SOS (Sense Of Security)

https://www.youtube.com/watch?v=BF0NLKQ56Po

Sticking With You

https://www.youtube.com/watch?v=F_UADjaMJFI

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.37

31zri6ybtal__sx230_

[45枚目]●ウィリー・クレイトン『ザ・トリビュート:ワン・マン、ワン・ヴォイス』<EMG>(11)

http://www.willieclayton.net/

http://diskunion.net/portal/ct/detail/58C110716001

ホームページ上のディスコグラフィーに掲載されたアルバム・ジャケットは25枚。長期間、精力的に音楽活動を行った証だ。

  本盤は、オリジナル曲もあるが、基本的にカバー曲集(同題でVol.2もリリースされている)。タイロン・デイヴィスとジョニー・テイラーの曲がほとんどだ。二人の様な、コンテンポラリーかつディープな、王道ソウルの世界が拡がる。

  伸びのあるギターを冒頭に配したファンキーなブルース①。歌詞に“マーヴィン・ゲイ”や“レッツ・ゲット・イット・オン”が混じる②は、心地好く腰を揺らす。この曲だけではないが、多重録音での自分の声との絡みもスムーズだ。

③⑧と、タイロン・デイヴィスの超有名曲。ベタな選曲という指摘もありそうだが、気負いのない歌いっぷりは、素直に乗れる。④や自作の⑤辺りは、絶妙な裏声も愉しめる。

⑥は現代R&Bにも通じる感じがする。⑦はゆったりとしたバラード。ミッド・テンポ⑨の後⑩は正統ブルース。個人的には本盤中で最も痺れる。⑪もタイロンらしい乗りの良さ。⑫はジョニー・テイラーぽいのですが、どうでしょうか?

ラストはマーヴィン・シーズの代表曲「キャンディ・リッカー」。

ハード・シャウターではないが、ツボを押さえた強弱の付け方、高低の駆使は十分聴き応えあり。ジョニー・テイラーも、タイロン・デイヴィスも後進に与えた影響大だが、ウィリー・クレイトンも彼らに次ぐ存在と言えるだろう。

Be With Me

https://www.youtube.com/watch?v=XJnS853A6wo

Equal Opportunity

https://www.youtube.com/watch?v=uceT4nkH-DQ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.36

61ief9lvt1l__sx230_

[44枚目]●ジェイムス・ブラウン『マザーロード』<ポリドール>(88)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/1006631850

...

リミックス2曲以外は、未発表曲で組まれたアルバム。内容は既発曲に比べ遜色ない。緻密に構成された各楽器のリズム・パターンは、音に乗りながらも聴き入ってしまう。やはり、ドラムとベースはその中心で、変幻自在なグルーヴは圧倒的なまでの鮮やかさだ。ギターのカッティングやホーン陣が目立つ作品もあるが、全てJB的音楽理論の下に成り立っている。最近上映された映画(ドキュメンタリーではない方)の中で、JBはバンド・メンバーに「全ての楽器はドラムだ!」と強調していた。リズムを主体に創り上げる音楽、それは黒人音楽の重要な特色とも言える。JBは、常に妥協せずリズムを生かしたファンク道を貫いた。全くの想像だが、中途半端な出来の曲がもしあったとしたら、“処分”したのではないか。それ故に未発表であっても高いレベルを維持しているのだと思う。

  本盤ではアシスタント・プロデューサーのクリフ・ホワイトは、JB関連の好編集盤と言われている『ジャングル・グルーヴ』や『CDofJB』にも関わっている、記憶しておくべき人物だ。

  尚、近年1000円シリーズでJBの作品が多数出ており、『マザーロード』も入っている。こちらには更にボーナス・トラックが2曲追加されている。(リンク先がそれ)

Motherlode [Full Album]

https://www.youtube.com/watch?v=DX5_Ptx9GfE

She's The One

https://www.youtube.com/watch?v=QOpgOH4IPT0

You Got To Have A Mother For Me

https://www.youtube.com/watch?v=bKw1n-22AC8

People,get up and drive your funky soul 

https://www.youtube.com/watch?v=8L8e_XOpr4E

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.35

51c100409701

[43枚目]●リーラ・ジェイムス『マイ・ソウル』<スタックス>(10)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/51C100409701


リーラ・ジェイムスは、好きなミュージシャンだ。シンガーとしての魅力もあるが、曲が醸すフィーリングが気に入っている。レディシやクリセット・ミッシェルのような斬新さはないが、旧い感覚も新しい感覚も持ち合わせていると思う。

本盤に於いても、前半がダイナミックなパワー志向、中盤はオールド・ソウルに繋がるようなスウィート・マナー、後半は音やヴォーカル処理などに遊び心も感じ取れる。といった風に多彩に攻めていながら彼女らしさは一貫している。

エタ・ジェイムスのカバー曲集を出した事でも判る通り、エタの力感溢れる歌唱を感じさせる。ただ、それだけでなく曲の中の一部分として、自分のヴォーカルを生かす意思が見える。基本的にサウンド志向のミュージシャンではないだろうか。

本盤で言うと特に、ベース音の重量感やオールド・ソウルのさりげないサンプリングなど私の好む所だ。ラヒーム・ディヴォーンとの絡みも、互いの魅力が生きている。

本作は<ワーナー>→<シャナキー>に続く3作目。そしてこの後再び<シャナキー>へ戻る。

I ain't new to this

https://www.youtube.com/watch?v=ZzXRSO6PMvk

I want it all

https://www.youtube.com/watch?v=56gE3HDW7tE

Mr. Incredible - Ms. Unforgetable

https://www.youtube.com/watch?v=k4X50uTYVh8

Tell Me You Love Me

https://www.youtube.com/watch?v=mnYZDapj1tQ

Its over

https://www.youtube.com/watch?v=iX0yRYJEMVc

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.34

R614677414122467879257_jpeg

[42枚目]●メンフィス・ミニー『アイ・エイント・ノー・バッド・ギャル』<ポートレイト/CBS>(88)

http://www.allmusic.com/album/i-aint-no-bad-gal-mw0000651933

 

メンフィス・ミニーを最初に聴いたのは、何かのコンピレーション盤だったと思う。「ミー・アンド・マイ・チョーファー・ブルース」だ。まったりしたテンポに憶えやすいリフレインで、即、気に入ってしまった。

女性で、ギター・プレイとコクのあるヴォーカルの双方を備えたブルース・ミュージシャンを私は知らない。女だてらというより、女性らしいクラシック・ブルースの艶っぽさと、ダンディーと呼びたくなる小粋なギター捌きが共存する稀有で重要な存在だ。もちろん、相棒のリトル・サン・ジョーの功績も大きい(収録曲も全て彼の作品)。41年の<オーケー>録音集。編者はジャズ方面で有名なボブ・シール。ライナーはピート・ウェルディング。

①から安定した声と軽快なギターですんなり彼女の世界に入る。

②リトル・サン・ジョーとのギターのコンビネーションも聴きどころ。彼のソロでは気勢(奇声)も上げる。

③メインのフレーズに続くギターのオブリガードが味わい。間奏での低音弦もキマってる。

④スロー・テンポの一曲。

⑤高音弦の味が良く出ている。

⑥でもギター快調である。フゥーフゥーの声が本人も気持ち良さそう。

⑦のヴォーカルとかクラシック・ブルース風だ。

⑧力感があって色気もある。ギター・ソロも良い。

⑨絡み合うギターでスタート。

⑩も艶っぽい。ギター・ソロ中の掛け声がオツである。

⑪ビッグ・ビル・ブルーンジーの「イン・ジ・イブニング」に想を得たらしい曲。

⑫ゆったりしたヴォーカルにタイム感抜群のギターが絡む。

名前に「メンフィス」と冠し、実際彼女が活動したのはメンフィスだが、生まれはルイジアナ州の小さな街。そこから少しの間ミシシッピ州にも。更にクラークスデイルを始め南部の田舎で音楽活動をしていたようだ。何しろ英文ライナーなので正確な説明ではないが・・・南部→メンフィス→シカゴという歩みは確かだろう。ブルースのフィーリング豊かな街々で、彼女は多くのものを吸収し、ブルース・ミュージシャンとしての存在感を確立していったのだろう。

②Can't Afford to Lose My Man

https://www.youtube.com/watch?v=fWoOTxICp9Q

③Me And My Chauffeur Blues

https://www.youtube.com/watch?v=KiRoNuw5x4M

⑥Looking The World Over

https://www.youtube.com/watch?v=0pdos0oW5QY

⑪I'm Not A Bad Girl

https://www.youtube.com/watch?v=YIlCyFiq4_U

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.33

Mi0000276372

[41枚目]●ジョン・リー・フッカー『ブギー・オウハイル』<クレイジー・キャット>(90)

http://www.allmusic.com/album/boogie-awhile-mw0000063016

48年~53年の録音。原レーベルは<JVB><ダンスランド><プライズ>。かつて<クレイジー・キャット>より2枚組LPとして発売されていたものをCD1枚に編集し直したもの。

デトロイトのヘイスティングス・ストリートにあるレコード店奥のスタジオで、ジョン・リー・フッカーはブルース史に名を刻み始めた。これだけ強烈な刻印を残すとは、さすがに当時思っていなかっただろう。自信のほどは不明だが、ブルースに対する情熱は、若きジョン・リーからひしひしと伝わってくる。ギターの音も、後年より溌剌と聴こえる気がする。ちょっと縺れ気味にもなるが勢いが勝っている。声の方も、豊かだが、余裕より若い熱気をかなり感じる。

因みに、レコード店の店主で、ジョン・リーのレコードをプロデュースした人物は、ジョー・フォン・バトル。彼の名前から<JVB>と名付けたのだろう。

各曲を大まかに見てみよう。

トラディショナル・テイストな①③⑭⑮(ピアノ入り)
ブギウギ・ピアノをギターで煽るような⑯

得意のブギー攻め②④⑤⑦(ディストーションが効いている)⑬⑰

⑲⑳はホーンも加わりジャンプ・ブルースの体裁。

独特の間を発揮するスロー曲⑥⑫⑱

ライトニンぽい感覚もある⑧⑪

⑨⑩は延々とリフ攻撃。

もちろん、上記のようにきれいに区分けされる訳ではなく各々の要素が交錯する曲も多々ある。

不動の地位を確立し、他ミュージシャンとのコラボも難なくこなし、晩年になっても意欲作を発表し続けたジョン・リー・フッカー。本盤を聴いていると、彼が過去の遺産と向き合い、独特の表現法を生み出していく、その過程が透けて見える。出来れば2枚組LPの方がお薦めだ。

※『BSR』誌の熱心な読者なら、日暮泰文さんのプロフィール・ページで、「JLフッカー、ダウン・ソー・ロングとうめく頃、東京に生まれる」と書かれているのをご記憶かと思う。その「ダウン・ソー・ロング」も本盤と同じセッションだ。但し2枚組LPの方だけに収録されている。まぁ少なくとも日暮さんの年齢はこれで判る・・・だからどうしたという話ですが。

⑧I Love to Boogie  

https://www.youtube.com/watch?v=7u3IdP5v9_U

⑨Highway Blues

https://www.youtube.com/watch?v=DDv32Axh-6U

⑮Must I Wait Til Your Man Is Gone

https://www.youtube.com/watch?v=X_-LmZWiVvw

⑯Cotton Pickin' Boogie

https://www.youtube.com/watch?v=x95_3g7atIs

⑲Boogie Rambler

https://www.youtube.com/watch?v=imDqh8KcekU

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.32

51c061030001

[40枚目]●ココ『グレイトフル』<ライト>(06)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/51C061030001

再結成が話題を呼んだSWVのココは、ソロ活動でも良質のアルバムを連発している。99年発表の『ホット・ココ』も好きだが、こちらはゴスペル・アルバムである。レーベル自体ゴスペル専門で、フューチャーされている女性コーラスも、クワイヤー的だ。絵に描いたようなコーラスとも言えるが、盛り上がってくるとかなり活きる。

ハイトーンの女性シンガーは、あまり好みではないのだが、ココの声は、張り上げた状態でも潤いがあり、心に浸透する。ピークに達しても耳障りさは皆無。

①②では、憶えやすいフレーズも盛り込み、乗せまくる。②のファンキーなリズムも親しみやすい。

タイトル曲③や⑥⑦⑨は現代R&Bマナー。ゴスペルとR&Bをひとつの曲の中でミックスするのではなく、区分けしている感じ。どちらがどうとかではなく、本盤ではそのやり方が良い結果となっている。

フェイス・エヴァンス、ファンテイジア、リル'モが参加した⑤。スクリーム合戦で曲が成立している。

⑧はゆったりとしたバラード。コーラスのフォローも素晴らしい。

⑪は讃美歌メドレー。オーソドックス。最後の⑫は⑩のリミックス。元々ロックっぽいサウンドにギターが加わり、ロック度数アップ。

①Look At Me

https://www.youtube.com/watch?v=yux9QWida0s

⑧Coko- Holy

https://www.youtube.com/watch?v=zvAp8MlSa1U

⑫Please Don't Forget [Remix]

https://www.youtube.com/watch?v=KEBw1CeWTbg

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.31

58c110907702

[39枚目]●L.J.レイノルズ『ゲット・トゥ・ディス』<モーター・シティ・ヒッツ>(11)

http://diskunion.net/portal/ct/detail/58C110907702

ドラマティックスの二大看板の一人、L.J.レイノルズは、ソロ作でも定評がある。本盤も一定の評価を得ていた。オールド・ソウルの感覚だけでなく、現代R&Bとしても成り立っている(特に②④⑥⑧⑨)のが特筆すべき所かと。「昔の名前で出ています」ではないのである。

個人的には、情熱を孕みながらもオシャレな印象。どちらかと言えばアップテンポの曲の方を好む。なんとも晴れやかな気分になる。マーヴィン・ゲイのカバーが2曲あるが、オリジナルはクールでも、L.J.は、スコーンと突き抜けるような爽快さに昇華している。

ラストはロック・バンド、プレイヤーの「ベイビー・カム・バック」。前の曲の終盤、徐々にテンポを落とし、即この曲に繋ぐ部分もグッド。 本人が音創りにも関わっており、納得いくまで練られた一作のようだ。

②I'll Always Love You

https://www.youtube.com/watch?v=0WCHl3DuJTg

⑤YOU SURE LOVE TO BALL

https://www.youtube.com/watch?v=BxYnm3E0EiU

⑩Baby Come Back

https://www.youtube.com/watch?v=j90jZNKEUZ8

| | コメント (0) | トラックバック (0)

レコード棚を順番に聴いていく計画 Vol.30

R35455601334696794_jpeg

[38枚目]●V.A.『ザ・ベスト・オブ・ジ・アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティバル'63-'67』<ベラフォン>(86)

https://www.discogs.com/…/Various-The-Best-…/release/3545560

ヨーロッパを舞台に、途絶えた時期はあったものの、62年~85年まで続いていた「アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティバル」。ステージの模様はCDやDVDといった形でも数多くリリースされ、全世界のブルース・ファンを魅了している。

http://www.wirz.de/music/afbffrm.htm

本盤は、63年~67年のライブからセレクトされた一枚。マディ、ウルフ、ジョン・リー、ライトニンら錚々たるメンバーがブルースの魅力を知らしめている。

①ハミー・ニクソンのハーモニカとジャグを相棒にしたスリーピー・ジョン・エスティス。声に張りがある。ジャグの音色も面白い。

②流れるようなギターが味わいを生むバディ・ガイ。

③磐石のビッグ・ママ・ソーントン。聴くたびに名曲である事を思い知る。ギターはバディ・ガイ。ベースは②でも良い味を出していたロンサム・ジミー・リー。

④全体のトーンと間合いが漆黒の極致、マディ・ウォーターズ。オーティス・スパンの地を這うようなピアノにとろみのあるギターが絡む。

Muddy Waters - Five Long Years

https://www.youtube.com/watch?v=NsJfLl_jN7s

⑤ヒューバート・サムリンのギターとサニーランド・スリムのピアノが先導する旋律に、ウルフが抜群の乗りで吠える。ウィリー・ディクソンがドラムになってますが?

⑥バディ・ガイがベースでフォローするジョン・リー・フッカー。エンドレスに続く黒いグルーヴだ。

King Of The World - John Lee Hooker, Buddy Guy, Freddie Below

https://www.youtube.com/watch?v=mD9NmChCRQQ

⑦お馴染みのハープ音、お馴染みの朴訥ヴォーカル、サニーボーイ・ウィリアムソン。ベースのようなトーンから絶妙なフレーズを紡ぐヒューバート・サムリンにはここでも感心。

⑧やっと「フォーク・ブルース」らしいのが登場。ソニー・テリー&ブラウニー・マギー。名コンビらしさを発揮。でも仲は悪かったんだって!

⑨元気いっぱいの、ルーズベルト・サイクス。メンフィス・スリムばりの濃ゆい声だ。リズム&ブルース的なギターに徹しているバディ・ガイも微笑ましい。

⑩オーティス・ラッシュがバックに付いたジュニア・ウェルズ。いつもより狂おしさを感じる。情念の交歓か。ベースの表記が「ジャック・アイヤーズ」。マイヤーズでしょうね。フレッド・ビロウのドラムがナイスなタイミングで突っ込む。

Vietnam Blues : Junior Wells, Otis Rush, Jack Myers, Freddie Below

https://www.youtube.com/watch?v=j1WeFPoLCxc

⑪ブッカ・ホワイトも充実のステージ。

⑫ライトニン・ホプキンス。いつもの、ギターのフレーズ、いつものダミ声ヴォーカルを堪能。

Sam Hopkins plays Ain't It a pity

https://www.youtube.com/watch?v=5vF0LchMzhc

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

70's Blues | 80's Soul | Aaliyah | Ahmet Ertegun | Al Green | Albert Collins | Ali Oliie Woodson | Amazing Grace | American Folk Blues Festival | Aretha Franklin | Arthur "Big Boy" Crudup_ | Artie "Blues Boy" White | At the Copa | B.B.King | Baby Washington | Babyface | Barbara George | Barbara Mason | Big Walter Price with Albert Collins | Birmingham Soul | biwa duo | Blind Willie Johnson | Blues Brothers | Bob Dylan | Bobby "Blue" Bland | Bobby Bland | Bobby Charles | Bobby Valentino | Books | Brandy | Buddy Guy | Byther Smith | Cadillac Records | Carl Sims | Carole King | CASE | Chaka Kahn | Charlie Wilson | Chess | Chrisette Michele | Christian Keyes | Chuck Berry | Cinema | Clarence Carter | Clash | Clay Hammond | Close to You | Coko | Contemporaly Deep Soul | Curtis Mayfield | CUSTOM | David Ruffin | Delfonics | Delta Beat | Denise Lasalle | Don Bryant | Duet | Dynamics | Ecko Records | El Debarge | En Vogue | Eric Benet | Etta James | Facts Of Life | FAME | Fantasia | Fenton Robinson | For Your Precious Love_ | Frank Stokes | Frankie Gaye | Freda Payne | Funky Blues | G.C. Cameron | Gaturs | Gene Chandler | Gene Rice | General Johnson | George Kerr | Glenn Jones | Gordon Chambers | GUESSS | hajibura-ism | Happy End | Hard Luck Blues | Harold Melvin & The Blue Notes | Hibari Misora | Howard Tate | Howlin' Wolf | Ike & Tina Turner | India. Arie | Irma Thomas | Isley Brothers | J. Blackfoot | J. Holiday | Jaheim | James Brown | Janis Joplin | Jazz | Jill Scott | Jimi Hendrix | Jimmy Dawkins | Jimmy Rogers | Jodeci | Joe | john lee hooker | John Lennon | Johnnie Taylor | Johnny Ace | Johnny Gill | Keisha Cole | Kindred the Family Soul | Kitty & The Haywoods | Kiyoshiro Imawano | Koichi Fujii | L.C. Cooke | L.J.Reynolds | Lacee | Lalah Hathaway | Latimore | Laura Izibor | Laura Lee | Lazy Lester | Le Gent | Ledisi | Leela James | Leon Russell | Leroi Jones | Letoya | Life is... | Lightnin' Hopkins | Lionel Richie | Lisa "Left-eye" Smith | Little Milton | Little Richard | Little Walter | Lloyd Price | Louis Jordan | Lyn Collins | Magic Sam | Malaco | Marques Houston | Marvin Gaye | Mary J. Blige | Mary Wells | Mavis Staples | Maze | Memphis Minnie | Memphis Slim | Michael Jackson | Miles Davis | Mitty Collier | Miyuki Nakajima | Modern Blues | Modern Gospel | Motown | Muddy Waters | Muscle Shoals | Musiq Soulchild | My Collection | My Favorite Albums through the year | Naomi Chiaki | Ne-Yo | Nodesha | O'Jays | Ohio Players | Oldays Records | Otis | Otis Clay | Otis Redding | Otis Rush | Patti Labelle | Paul Butterfield Blues Band | Percy Wiggins | Peter Barakan | Photo | Pre-War Blues | Pretty Ricky | R. Kelly | Raheem Devaughn | Ray Charles | Rick James | Robert Blair & The Fantastic Violinaires | Robert Johnson | Robert Lee McCoy | Rolling Stones | Rozetta Johnson | Rufus Thomas | Sam Cooke | Sam Dees | Solomon Burke | Soul Deep | Soul Generation | Soul Power | Soul Stirrers | Sounds of Memphis | Spencer Wiggins | Sports | Stan Mosley | Sterling Simms | Story | SUN Blues | syl johnson | Taj Mahal | Tammi Terrell | Teach me Tonight | Teddy Bunn | Teddy Pendergrass | Temptations | Terrell | Texas Blues | Tony Borders | Tony Toni Tone | Tonyies | Tower Records | Toyo Nakamura | TQ | Trey Songz | TV | Twitter | V.A. | W.C.Karasu | Whitney Houston | Willie Clayton | Willie Mitchell | Year Of 2011 | You Are Everything | Yuukadan