【試聴記】ニーヨ『リブラ・スケール』

70年代までが懐古の限界と言いながら、なぜそれ以降の時代の物にも同様の感覚を覚えるのか・・・おそらく時代を代表するサウンドを巧みに取り込んでいるからだと思います。しかも総合して出てくるニーヨ・サウンドの斬新さと清新さは相変わらずの高水準。
ブラック関連で、「美メロ師」と呼ばれるアーティストで注意すべき点はポップス感覚です。白っちゃけてしまわないかどうかですよね。この点でもニーヨは安心。特に本盤では黒いボトムやビートにポップな感覚を乗せる手腕がお見事。これ以上のアルバムが創れるだろうかと言いたくなる完成度です。でも、たぶん次回作でも軽く今の自分を越えちゃうんですよね。
内容的にはストーリー性を持たせているとの事。聴く分にはあまり関係ないですが・・・。デラックス・エディション版にはDVDもプラスされ、価格的にもリーズナブル。日本盤のボートラはユーロビート調の「ビューティフル・モンスター」を更にユーロ調にしたもの。ほとんどパラパラ状態。ここまで来るとちょっと私は・・・。
もし、マイケル・ジャクソンがニーヨと組んでいたら、面白かったと思うよ。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3905376
♪"Telekinesis"
http://www.youtube.com/watch?v=Ogm8pjGkNtg
♪"Crazy Love"
http://www.youtube.com/watch?v=rey_BiKJvB8
♪"Beautiful Monster"
http://www.youtube.com/watch?v=2J2dwFVZHsY&ob=av2e
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