【試聴記】プリティー・リッキー『プリティー・リッキー』
彼らの魅力は、ダミ声ラップとテナー&ファルセットの“インタープレイ”や、コーラスの整い具合いといった基本的な部分がシッカリしている事が先ず第一。更に、活気が有り若々しさに満ちているので世界に入り込みやすく、トレンドべったりでない所はオールドファンをも満足させていると思います。
ところが本盤の序盤はオートチューン使いで、遂に彼らも潮流に飲み込まれたかと思いました。しかし、ちょっと使ってみました程度。多分サウンド創りから自分達でやっているので、立ち位置がぶれないのでしょう。
中盤は今までのパターンを踏襲した感じでしょうか?・・・決して前進していないという意味ではないです。トレンドを斜めから見るような姿勢は健在なので、十分満足の行く曲群。
そして終盤のバラード中心の展開が特に好かったですね。メロも好し、トラックは万全、ヴォーカル、ラップ、コーラスは相変わらずの出来。ラップは早口のフロウも有るけど、ビギーや2パック辺りを思い出させる低くゆったり目の部分が個人的には気に入ってます。
ライブでのパフォーマンスにも定評が有る彼ら。自分(達)をシッカリ持つって事はつくづく大事だと痛感しました。レコード会社の大小が影響するようなレベルではないです。彼らには、今後も黙って従いて行って間違いないでしょう。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/3686648
http://www.youtube.com/user/prettyrickyvideos?blend=1&...
http://www.youtube.com/watch?v=ZKQ9tymvxio
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