Sam Cooke

ヘイ、ブラザー!ハイ、シスター!(2)

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それでは思い付くまま第2弾へ!

兄貴が偉大過ぎても自分を貫き通した男、L.C.クックの登場!今でこそ<サー>レコード時代のコンプリート盤も出たが、ちよっと前までは顔写真さえなく、黒い人影が代わりに使われてたという悲しい話。最初の頃は、どうも、サム・クックの弟らしいよ、とか言われてたんだろうか。

個人的には好きなシンガーだ。サムを荒削りにした感触があり、この人がスターラーズにいても面白かったんじゃないかと思う。サムも決して単なるクルーナーではなく熱く燃える部分があるが、その燃え方がシャープだ。L.C.は泥臭い。

サムは31年生まれ。L.C.(正式にはどういうお名前でしょうか?)は一つ下である。サムは51年ソウル・スターラーズ入り。57年にソロ歌手。58年<サー>設立。64年に亡くなっている。L.C.は56年よりシカゴの The Magnificents に在籍。自己名義の録音は<Checker><Sar><Blue Rock><Destination>ほかに有るそう。それでは音源を。

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L.C. Cooke - Put Me Down Easy

https://www.youtube.com/watch?v=9VZ2rlaDcgI

L. C. Cooke - Sufferin

https://www.youtube.com/watch?v=83xYMy79vNA

L.C. Cooke - I Will Wait For You

https://www.youtube.com/watch?v=jIAtU80cSc0

L.C.Cooke(Let's Do It Over)

https://www.youtube.com/watch?v=4AzRcmLa8ew

改めてジックリ聴くとよく似ている。ルイス・ウィリアムスが良くソックリさんとして名前が上がるが、彼の場合キメ所で「サムる」感じだが、やはり弟、自然に似ている。3曲目とかサムが歌っていると騙せるんじゃないか?4曲目は、あまりサムにないタイプで非常に好きだ。ついでというのも失礼だが、サムも2曲ほど。L.C.に浸った後のサム・クック、少々違って聴こえる気もする。

Sam Cooke You Send Me

https://www.youtube.com/watch?v=pX6QlnlMqjE

Sam Cooke Bring It On Home to Me

https://www.youtube.com/watch?v=gZB4jcPmFGo

因みに、サムが亡くなった後にサムの代表曲をL.C.が歌っているアルバムがあり、ご親切にもYouTubeで全曲聴けるので時間のある方はどうぞ。ここでも、L.C.らしさは出ている。

L.C. Cooke Sings The Great Years Of Sam Cooke [Full]

https://www.youtube.com/watch?v=e4zj5B1Vmow

顔だけ見ると、サムの方が優男なので弟に見える。それはともかく、兄貴に全面協力した形の弟。兄弟愛が透けて見える二人だ。

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サム・クック

※2005年の記事です。

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◎『ザ・マン・アンド・ヒズ・ミュージック』86年発売のベスト盤・・・最近、紙ジャケ仕様でサム・クックのアルバムが発売され、ベスト盤も含まれていますが未聴ですので、私が持っているものを・・・。これなら先ず間違い無しです。サム・クックを聴いた事がないけど興味はあるという方は、これから聴きましょう。特に歌い回しに注意して下さい。現代の歌手にもつながる所があるかと思います。

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◎『ハーレム・スクエア・ライブ』63年のライブを85年に発表(なんてこった)・・・サム・クックの諸作を聴くと、スムーズな歌い口が印象に残ります。ところがこのライブ盤は、発売当初から「荒々しいサム・クック」に話題が集中した熱い1枚です。それまでのライブ盤といえば、『ライブ・アット・ザ・コパ』という、白人を観客に、スタンダードも交えて歌うといったタイプのものだっただけに、黒人街での活き活きとしたサムの歌唱に、聴く者たちは圧倒されたのです。
是非ベストを聴いてから、ライブ盤へ。私はLPでしか聴いた事がないけど、CDならより一層凄いと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=sM6_ZDvB70o&feature=related

サム・クックのレコーディング経歴をレーベル別に見ていきます。まず、ソロ活動をする前にソウル・スターラーズという人気ゴスペル・グループにおり、ソロになった=ポップ・ミュージックの世界に入ったという事で、非難を浴びたような側面もあったそうです。この時期は黒人音楽の名門レーベル<スペシャルティ>に所属していて(1951~57)、所謂順風満帆だったのに、あえて無名の<キーン>レーベルからソロデビューを果たすという「英断」を彼は下したわけです。

●<キーン>(KEEN)時代・・・57~60年

乱暴な書き方かも知れませんが、サム・クックといえばやはり、最も成熟しているのは<RCA>時代で、今<キーン>時代を改めて調べてみましたけど、曲目を見てもあまり食指は動きませんでした。数年前にオリジナルの体裁でCDが出たような気もしますが、はっきりと分かりません。ビリー・ホリデイのカバー集等もあるようです。熱心なファンでなければ不要と思います。色んな解説を読むと年長者向けのポピュラー・ソングが中心で、「黒人音楽」の範疇には入れにくいもののようです。

●<サー>(SAR)時代・・・59~65年(ご紹介している編集盤の録音年であり、サムは64年には亡くなっています)

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時期が<キーン>と<RCA>の両方と重なりますが、このレーベルはサムが共同オーナーとなり、自分のレコーディングをするというより、新人発掘人またはライターとしての実力を発揮した舞台です。2枚組みのCDでまとめられており、私持っています。ソウル・スターラーズ、サムの後にスターラーズ入りしたジョニー・テイラー(マイ・フェイバリット!)、ボビー・ウーマックの兄弟グループ・ヴァレンティノス(ストーンズがカヴァーした「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」も有り)、サムの実弟L.C・クック等のラインナップで、ゴスペル、ソウル、ブルースと黒人物のコアな部分がフューチャーされています。黒人音楽に興味の有る方はお薦めしますが、「必携の1枚」というほどでは無いです。それにしても、この編集盤は、つくづくサム・クックのブラックネスを感じるんですけど、じゃあ<キーン>時代は何だったのと訊きたい気もします。しかし、実は今こうやって調べてみて感じた事は、ゴスペル→ポピュラー・ソング→黒人音楽の原点を経て完成されたサム・クックの音楽が<RCA>時代であり、もっと重要な「ソウルの誕生」につながっているのかも知れません。

●<RCA>時代・・・60~64年

データによると12枚、先にご紹介した『ハーレム・スクエア・ライヴ』を加えるとオリジナルは13枚となります。実際に購入するのに、コレ!とは決められません。やはりベスト盤がお薦めです。第一回でご紹介したベスト盤で充分ですが、この際ドカーンと手に入れたい方には、全96曲・・・<キーン>から<RCA>から『ハーレム・スクエア・ライヴ』まで入っている『ザ・マン・フー・インヴェンティッド・ソウル』というBOXが有ります。

http://www.youtube.com/watch?v=oqzv1ZS6uZs

●その他編集盤など・・・昔から定評が有るのは<スペシャルティ>から出ている『トゥー・サイズ・オブ・サム・クック』。ゴスペル期のサムが楽しめます。
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DVDでは2003年に出ている『サム・クック-レジェンド』がお楽しみ映像満載のようで、本人の物はどうだったか分かりませんが、色んなミュージシャンのインタヴューも収録されています。私まだ観てません。もし、知ってる人がいたら教えて下さい。

●サム・クックは31年生まれ。生きていたらまだ70ちょっとです。きっと今だに甘い声を聴かせてくれていたと思います。しかし、哀しい話ですが、64年・33歳の若さでモーテルの女主人に射殺されています。女性関係のもつれ説と、人種差別説のふたつがあります。ああ、そうか。撃ち殺した女も生きてるかも知れない。自分が黒人音楽の財産をひねりつぶした事がわかってるんだろうか。

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私は、サム・クックとチャーリー・パーカーとロバート・ジョンソンをいつも並べて考えます。それぞれのジャンルでイノヴェイターであった3人、死ぬのは運命だったんでしょうけど、「もし生きていたら」とどうしても考えてしまいます。

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