Whitney Houston

可愛がりと甘やかし

●「三つ児の魂百まで」と言われるように、三歳児ぐらいが人格形成のスタート年齢であるらしい。泣いている子供がいたら気遣ったりする行動も、三歳ぐらいから表れるとか・・・その為には三歳までの愛情の掛け方が物を言うらしい。「抱き癖がつく」と抑える人もいるらしいが、三歳まではとにかくスキンシップが重要との事。思い切り可愛がらなければいけない。そしてそれは、親からの能動的行動でなければならない。子供の好きにさせる「甘やかし」とは対極的に違う。「可愛がり」と「甘やかし」の混同は恐い。親が真剣に愛さなければ、子供も他人を真剣に愛せない・・・周囲を気遣ったりする気持ちは生まれないということか。

●書く必要がない事かも知れないが、魚の小骨のように気になる。急逝したホイットニー・ヒューストン。浮き沈みの激しいエンターテイメントの世界を生き抜く為には、精神的にも肉体的にもタフでなければダメなんだろうな。彼女はとてもスクエアな人だったような気がする。その為、持ち前の歌唱力を高めること“だけ”に必死になっていたような気がする。阿久悠さんが「歌手には、歌の上手い人と歌い方の巧い人がいる」と言った。ホイットニーは後者に拘った、もしくは拘らざるを得なかったのではないか。歌手に一番必要なのは「存在感」だと私は思う。長い間活躍している人は、皆独自の存在感がある。ホイットニーは既に名声を確立している人だが「存在感」という点では、これからの人だったように思う。それが哀しいのだ。彼女の伝説は、実はこれから始まる所だったのではないか。

●あなたの事が好きでした。あなたは、いつも赤いドレスがよく似合っていました。あなたと出会う機会は徐々に増え、とても嬉しかったのですが、突然姿を見かけなくなりました。ボクはあなたがテレビに出る前から好きだったんですが、こんな人気者になっては仕方ないですね。でもいつかあなたが帰ってくる事を信じています。話題に飛びつきやすい日本の事ですから、きっとまた会えると思います。早く帰ってきてね、R-1ヨーグルトちゃん。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120204/dm...

♪Ryan Shaw "I am Your Man"
http://www.youtube.com/watch?v=cWPMgZtCyPc

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ホイットニー・ヒューストンの選択

325
【試聴記】ホイットニー・ヒューストン『アイ・ルック・トゥー・ユー』

http://www.whitneyhouston.com/us/home

http://www.hmv.co.jp/product/detail/3625546

基本的にアーティストの“悪口”は書きたくない(し、悪口を思い付く対象もさほどいない)ので、“応援”と捉えてほしいです。

ホイットニー7年ぶりの一枚は、途中で聴くのを止めてしまいました。その時点で文章を書き進めたのですが「やっぱり最後まで聴こう」と思い中断した「ソング・フォー・ユー」から後日聴き直しました。ところが中断した所から手前と先で、ある程度印象が変わる事となりました。

ジャケットに見る彼女の容貌は、ふっくらした分顔の下半分が叔母のディオンヌ・ワーウィックに似てきた感じ。好い老けぐあい(歳の重ね方)だと思い、勝手に、落ち着きの有る歌声を連想してしまいました。加えてプロデューサー、ライター陣に、ダイアン・ウォーレン、スターゲイト、ウィル・アイ・アムらが参加という事で、期待も一層募ったものです・・・。

結果はどうもシックリ来ませんでした(前半)。何気なく聴けば落胆する事もないんでしょうが、この人の場合そうもいかないでしょう。

もっとも、私は嘗てのホイットニーにも殆んど“ブラックネス”は感じませんし、特別彼女のファンという訳でもないです。それでも少々気になるのは、やはり彼女の背景。歌がヒットしなくて消えた訳ではなく、私生活のトラブルから一線を退いた事情が有り、音楽ファンの一人として残念な思いでした。それだけに“復活”と聞くついつい気になるのです。

彼女に対する私の認識は「優れたポップス歌手」です。現代の歌手で言うとセリーヌ・ディオンみたいな感じですかね。最大の魅力は、やはり突き抜けるような歌声でしょうが、今回のアルバムにはそういった爽快感はないし、かと言ってジャケ写でイメージしたような貫禄も感じません。所々声がしゃがれていたりもします。

曲は、かつてのホイットニーが取り上げそうなタイプのものが並んでいます(前半)が、本人自身が用意された枠からズレている気がします。「ソング・フォー・ユー」も歌っていますが、これだけ手垢の付いた曲は、それこそディオンヌ・ワーウィックのようにテクニック&スピリットに長けた歌手でなければ心に届きません。途中でアレンジが変わりゴスペル調になるのですが、時既に遅しの感有りでした。

http://www.youtube.com/watch?v=mdEEwnlaF84

面白かったのは、エイコンが参加した一曲。ヒップホップ感覚がキツ目でなく、彼女に似合ってると思います。昔に戻ろうとせず、現代R&Bの潮流に彼女らしく乗った方が好いような気がするのです。

http://www.youtube.com/watch?v=G3BGUC73SKE

冒頭にも書きました通り、アルバム後半はズンズンドンドンとクリアなビートに乗って、あまり声を張り上げず曲に絡んできます。R&Bの世界が成立しています。この感覚がイイですね。特に「Worth It 」はこのアルバムの中で一番好きです。

http://www.youtube.com/watch?v=lP0Go-1vTZo

私が黒人音楽愛好者だからR&B寄りのものを支持するという一面も有りますが、今のホイットニーにはこの攻め方が似合っていると思うんですよね。しかし、たぶん本人は嘗てのテク満載の歌姫的自分を想起しているのではないでしょうか?一般的にもそこに食いつく人が多いとは思います。そういう意味ではこの次に出るアルバムがどんな「表情」を見せるのか、といった部分が私は気になります。

彼女には“復活”より“変身”を目指して欲しいのです。

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